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2005年 07月 07日
今日でようやく期末試験も終わり、採点も終わって、これからは早く帰宅することが出来そうだ。
今日は雨も止んだようなので、帰宅後ハヤシミドリシジミの様子を見に行く。 行く途中では小雨が降りはじめたが、ポイントに近づくと幸い止んでくれた。ただ暗い。 ポイントについたのが17時近く、カシワの下草を探してみるが、やっぱりというかなにもいない。 上を見上げるとカシワの梢の間をちらちらとハヤシミドリシジミが飛び回っていた。 遠いし、暗いしで写真にはならないが、一応生息していることが確認できたので、証拠写真を数枚撮って帰宅する。 #
by tanaka_kaz
| 2005-07-07 00:04
| 埼玉
2005年 07月 03日
この週末は所用で家内の実家の山梨へ行く。蝶仲間からアサマシジミの情報をいただき、用事の済んだ日曜日に出かけてみた。
心配した天気も何とかもって、ポイントにつくとすぐにアサマシジミが出迎えてくれた。 先週は水曜日あたりから雨が続いて、その分傷みが少なかったようでまだまだ新鮮な雄、雌が見られた。 また、交尾したものもいて、喜んで撮影していると別の雄がちょっかいを出しに飛び込んできて動きのある写真が撮れた。 ここにはヒョウモンチョウも多く見られ、運良く交尾中のペアも見ることが出来た。ここでも撮影中に別の雄が飛び込んできて、アサマシジミ同様動きのある写真が撮れたのはラッキーだった。 たくさんのアサマシジミとヒョウモンチョウの写真を撮ることが出来て満足して車に戻ると、車の前ではクジャクチョウが吸水していた。 帰りがけには、林道横で新鮮なヒオドシチョウが仲良く鮮やかな翅を開いているのを見つけて、あわてて車を止めて撮影する。 いったん実家に戻ると、実家の庭ではホソオチョウが発生していた。卵はないかと思って探してみたがまだ産卵はしていないようだ。 家に帰る途中塩山を回ってみるが、ネットを持った人を見かけたので別の道に入ってみたがたいした蝶はいなかった。 車に戻りかけると、アサギマダラが草に執着しながら飛んでいるのを見かけたので、もしかしたら産卵するのではないかと思って様子を見ていると、案の定林道横のイケマに止まった。 産卵に違いないと思い写真を撮るが、林道より少し下だったので思い通りの写真は撮れなかった。あとで葉の裏を見ると淡い水色の卵を確認することが出来た。 アサギマダラの産卵シーンは初めて見たのでこれでも十分満足だ。 #
by tanaka_kaz
| 2005-07-03 21:34
| 山梨
2005年 06月 26日
今日はチョウセンアカシジミを狙って山形県へ。
チョウセンアカシジミは今回が初めてのチャレンジになる。先週のヒョウモンモドキと並んで、私には幻の蝶であったが、こちらは最初から高嶺の花だったのでオオルリやヒョウモンモドキのような焦りみたいなものは感じなかったが、今回蝶仲間から情報をいただきチャレンジすることにした。 朝、4時に家を出て、9時少し前にポイントにつく。高速を4時間ほど飛ばしてきたが、山形も意外と近い感じがした。 カメラをかまえて歩き始めるとすぐに草の上に止まるチョウセンアカシジミを発見、撮影することが出来た。なかなか幸先がよい。 チョウセンアカシジミの活動時間は午後3時過ぎくらいからが中心らしいが、日曜日のみのとんぼ返りなので、あまり遅くなるとあとの1週間がつらいので今回はとりあえず納得できる静止写真が撮れればなるべく早く帰るつもりだ。 11時くらいまでに、夫婦合計で700カットくらい撮影し、ある程度のめどがついたので近くに良さそうな雑木林があるので、ゼフィルスの写真を狙っていって見ることにする。 何しろ今年はウラゴマダラシジミとミズイロオナガシジミしか撮影していなくて(あ、それとクロミドリ)、アカとかウラナミアカが撮れれば万歳だ。 最初に見かけたのはミズイロオナガシジミ 笹の葉の上があぶらむしの排泄した蜜でべとべとしていて、それを吸汁しているようだ。 さらに奥に行くと、赤いシジミが視野をかすめる。見るとウラナミアカシジミだ。 やったーこれで今年も撮影することが出来た。奥に逃げたウラナミアカを追いかけると、フェボニウス系のゼフが飛び立つが、見失ってしまった。 林の縁の道をさらに奥に歩くと、チラッと赤い影、でも少し黒っぽい。止まった所を見るとなんとウラミスジシジミ20年ぶりのご対面だ。 そっと近づいてシャッターを押すが1枚撮影したら逃げられた。これでは不十分なので草をかき分けて追いかけるが見失ってしまった。しかし別のゼフィルスが草の間から飛び立つ。 ミズイロオナガシジミのようだが少し違う。ようやく止まったのでそっと近づくと、なんとウスイロオナガシジミ。 なかなかお目にかかれない2種が現れるなんて、なんて所だろう。 こちらは何とか撮影し、もとの道に戻りかけるとまた1頭ウスイロオナガ、撮影しようと近づくとすぐ横にウラミスジシジミが止まった。 急遽目標を変更しこちらを追いかけ、ようやく撮影することが出来た。 その後何頭もウスイロオナガを見かけて撮影する。一通り満足できたので、帰るかけると目の前にフェボニウス、とっさに種類がわからないがまず撮影、種名は帰ってからだ。 あとで調べるとエゾミドリシジミだった。こうなると撮影していないのはアカシジミだけ。 埼玉の平地ではもう遅いので何とかここで撮影したいが現れるのはウラナミアカシジミのみ。 今年はもうダメかと諦めて雑木林を抜ける直前、やっと現れてくれた。 わずか30分くらいの間に6種ものゼフィルスを撮影することが出来て大満足。チョウセンアカシジミの各種の生態は撮れなかったがそれは来年のお楽しみと言うことにした。 本日の走行距離 715Km #
by tanaka_kaz
| 2005-06-26 22:05
| 山形
2005年 06月 19日
勤めを終え広島に向かう新幹線の中で、いよいよその時が来たなと思いながら窓の外の景色を眺めていた。
オオルリシジミとヒョウモンモドキは私にとって幻の蝶だった。 蝶の生態写真を初めて時間が経ち、撮影していない蝶の数がだんだん減っていく中で、夜行日帰りがメインの私にはこの2種は最後まで難関として残っていた。 今と違って一匹狼的な私にはろくな情報もなかったので、一体どこに行ったらいいのか見当もつかなかった。そうこうするうちにとうとう身の回りから姿を消してしまっていた。 ところが、デジカメの普及とともに撮影を再開してみると、これらの蝶は地元の手厚い保護のもとで生き延びていることをネットの情報で知ることができた。 昨年は、九州にオオルリシジミの撮影に行き、半日でたくさんの写真を撮ることができた。今回のヒョウモンモドキの場合はどうなるんだろう。 地元の方々が日頃保護をしているヒョウモンモドキの観察会と言うことだから、ポイントを探す手間はないし確実に会えるだろう。 まずはあこがれの的であった、あの翅裏の独特の模様を押さえたい、でもそれだけではだめで何か意味のあるシーンも撮影したいけど、たくさんの人が一緒に行動する中で果たして納得のいく写真が撮れるんだろうか。 そんな漠然とした不安を抱きながら、逆にこれなら大丈夫だろうという確信みたいなものもあった。 長年の経験から、あのシーンはこう撮って、このシーンはこうでとか成功することを頭に描いている時はたいていだめで、今回のように漠然とした不安を持ちながら撮影に行く時はたいていうまくいっていたから。 いよいよ当日の朝、集合場所に30分ほど前についた。何人かの人がすでにいたが、初めての私はどうして良いかわからない。不安な気持ちで待っていると見覚えのある顔が。 昨年、ウスイロヒョウモンモドキの観察会でお会いし、その後クロシジミのポイントにも案内していただいた「My Favorite butterflies of Japan」のケンケンさんだ。 握手までして出迎えてくれた、そして傍らにいた人を紹介していただく。お一人はこのブログでもよくお話をしている「ノゾピー蝶観察・撮影の部屋」のノゾピーさん、それに 「蝶にあそぶ」の松實さんだった。「蝶にあそぶ」のサイトは時々拝見しきれいな階調の写真が印象に残っているが、今回親しくお話をして相互リンクをお願いした。 これでやっと居場所ができたので一安心、やはりHP仲間は良いものだ。 開会式の後、早速案内していただくと、すぐにアザミに止まるヒョウモンモドキがいた。 失礼ながら解説そっちのけで撮影開始(すみません)。 まずはあこがれだった翅裏の模様をじっくり撮影する。やや時期が遅いのか、すれ気味だがファインダーにとらえ、シャッターを押せるだけでも信じられない感じがした。 あちこちで吸蜜や配偶行動をしている。 他の写真も雄が雌の前にいる写真が多いが、このような行動がヒョウモンモドキの生態なのか、単にシャッターの時間的な遅れで雄が雌の前に飛び出しているのか勉強不足で良くわからない。 また、アザミで吸蜜している♀の所に♂が来て後ろ側に止まると、♀は尾端を上げて交尾を拒否する。その後飛び立って逃げるが、♂が追飛しないと再度同じ花に吸蜜に訪れていた。 ヒョウモンモドキの保護には、食草のキセルアザミのほかに、吸蜜植物のノアザミが大切だと言うことだが、見ていると本当にノアザミが好きなようだ。 その後、一度は採集によって姿が見えなくなったが、草刈りをしたりアザミを植えたりして復活に取り組んでいる場所、あるいは本来ヒョウモンモドキが生息していた景観の残っている場所(今はいない)などを案内していただく。 最後の場所ではヒメヒカゲが飛んでいてその姿を撮影することができた。 帰りの新幹線の中で、けだるい満足感の中で一人ビールで祝杯を挙げた。 「ヒョウモンモドキ保護の会」の着実な保護活動のおかげでこうして撮影することができたが、その直前、数十頭もの蝶を密漁したものがいるという。毎回感じることだが、なんと恥ずかしいことだろう。それでも趣味といえるのだろうか、趣味ではなく泥棒だ。 私も、考えてみれば写真を撮っただけで何も保護活動に協力していない。 せめてこうして保護活動について少しでも触れて、保護の会の会員になって会費を納めることで協力したいと思った。 #
by tanaka_kaz
| 2005-06-19 10:40
| 広島
2005年 06月 14日
今日も勤務後にフィールドへ。今日はまじめに赤系ゼフィルスを撮影しようと思って、帰りの電車の中でどこにしようかと考えていたら悪魔のささやきが。
日曜日に鶴ヶ島のゼフィルスの観察会があったのだけれど、クロミドリシジミの撮影ですっぽかしたら夜電話がかかってきた。 何でも観察会は成功で、鶴ヶ島にいる5種のゼフィルスが全て見られたという。「ウラゴマダラも、オオミドリシジミもいましたよ」とかなり喜んでいる。 いずれもその場所では観察例が少ないようだ。 それで、今日の撮影はその場所に決めて行ってみたら、なーーーんにもいない。 いや、いることはいるんだけど、ナミヒカゲやコジャノメ、ヒメジャノメばっかり。 たった1頭ウラゴマダラシジミが飛んでいて、かろうじて格好をつけられた。 収穫といったら、空き地にあったテーブルに止まっていたサトキマダラヒカゲに接近して広角接写が出来たこと。 敏感なこの蝶が何にも夢中になっていない時に、3㎝まで近づいて写真を撮れたと言うことは、私の気配を消す術もかなり上達したと言うことかな。 結局、アカシジミもウラナミアカシジミも姿を見なかった。かなりやばいことになってきた。 #
by tanaka_kaz
| 2005-06-14 23:13
| 埼玉
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